父親が業務用食品問屋を経営、小さいころから父親の配送作業を見て育ちました。父は食品の知識が豊富で、子供ながらにその知識量に憧れ、いつしか同種の仕事に就くのが私の夢になっていました。

高校時代には仕事を手伝うようになり、その影響からかトラックの運転がカッコ良く思えて、「トラックの運転をする仕事」が夢に加わりました。

自動車免許を取ればトラックに乗って父親の仕事を手伝える…そう思って高校生のとき (18歳)に周りの女の子がオートマ限定免許を取る中、どんなトラックでも乗れるようにマニュアル車も可能な免許を取りました。

就活の時期を迎えて決めた条件は4つ。(1) 父と同じ業務用食品を扱う、(2) 冷凍食品も扱う、(3) トラックを運転させてもらえる、(4) 営業で現場に出られるところ、の4つです。

私が滋賀県のフジノ食品を選んだのは、「女性でもトラックでの営業をさせてくれる会社」だったからです。フジノ食品で私の夢が実現しました。

仕事は、注文に応じて、かつ定期的にお客様へ業務用食材を届けて回る「ルート営業」と、食材やメニューを提案する「提案営業」。現在、女性でただ一人、トラックを運転しています。

身長158cmの私が、16kgの油や重い物で30kgもある食材を運ぶ仕事が本当にできるのか。ほんの少し不安はあったのですが、先輩に持ち方や、台車の使い方を教えてもらったりして、楽々運べるようになりました。先輩たちは自分も忙しいのに、困ったときはいつでも相談に乗ってくれます。本当にいい人ばかりです。

営業所仲間が仲よしなのも職場の特徴です。休みにはゴルフ、釣り、フットサル…などよく一緒に遊びに行きます。大阪から離れて一人住まいの私も寂しくありません。

目標は、私から商品を買いたいと言ってもらうこと。日々の仕事を楽しみながら、目標に向かって頑張って行きたいです。